関西の鉄道の大動脈である東海道~山陽線は、草津-西明石間で複々線となっており、一部を除いて方向別になっている。そんな方向別の複々線では、線路と線路の間にある「島式」ホームの端っこは、絶好の撮影ポイントになるので、特に見晴らしが良かったり、ホームの先がカーブになっている場所は、鉄道ファンの撮影スポットとして人気があった。
そんな中で、撮影スポットとして人気の駅の一つに岸辺駅があった。
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かつて、夜行列車で臨時に運行されるものは、寝台とは限らず、全車座席のものもけっこうあった。そんなとき活躍を見せていたのが14系座席車だった。

一方では、寝台車である元祖ブルートレインの20系も、定期運行からは引退していたものの、臨時列車としては使われていた。しかし、狭い52cm幅の寝台は不評で、後に急行で運用されるように変わり、その後、引退した。

普通電車は、スカイブルー色の103系が主力だったが、僅かながら201系も活躍していた。
近くに吹田操車場があり、貨物列車が多く姿を見せていたが、この日に見たEF81は、なぜか単行ばかりだった。

貨物列車ではEH10が姿を消し、EF60も姿を見せなくなり、代わりにEF65PFを見る機会が増えていた。関西地区でEF65PFと言えば、それまではブルートレインの先頭に立つ姿ばかりだったので、逆に新鮮に見えた。

コンテナ車を連ねた貨物列車の先頭には、EF66の姿があった。まだJRになる前だったので、どのコンテナにも国鉄のJNRマークがあった。
注*掲載写真の中には、現在は地形などの変化で撮影することができない場所や、撮影対象そのものが存在しなくなったものも含まれます。必ずしも現状とは一致しませんので、あらかじめご了承ください。