繁殖期のフラミンゴたち

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風雨に負けず、卵ふ化夢見て

当園のフラミンゴは5月ごろから、くちばしで土をかき集めプリン型の巣を作ります。立派な巣が完成すると、そこに卵を産み温め始めます。約1カ月間、晴れの日も、雨の日も、嵐の日も卵を温め続けます。その姿はまさに尊いです=写真。

少しでも近づくとすごい勢いで怒ってきますが、守っている姿も立派。今年は全体で30個産卵していますが、抱卵しなかったり割れてしまったり、無精卵だったりでまだ1個もふ化していません。

現在はヨーロッパフラミンゴのペア1組が、抱卵しています。有精卵か無精卵か…。果たして今年はふ化をするのか…。温かく見守っていこうと思います。(京都市動物園)

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。