体掻いて!柵に押し当て
シロテテナガザルのシロマティーは41歳のおじいちゃんです。掻(か)いてほしい体の部分があると柵に押し当てて飼育担当者に教えてくれます=写真。
担当者がシロマティーを掻き始めてしばらくたつと、次は別の部分を押し当ててきます。この時間はシロマティーの体を近くで観察したり、触ったりすることができるので健康チェックの時間にもなっています。加えて、担当者がシロマティーとコミュニケーションを取れる時間でもあります。
前担当者は体を掻くだけでなく一緒に遊び、シロマティーが笑い声をあげることもあったそうです。私もいつかシロマティーを笑わせられたらと思いながら今日も掻いています。(京都市動物園)
京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。