ホンドタヌキのおばあちゃん

写真

鼻と耳たよって食事完食

ホンドタヌキのミライは2009年に横浜で保護されました。15年に来園し、今年で15歳以上になります。飼育下での寿命は10年ほどと言われているので、ミライは高齢のおばあちゃんになります=写真。

タヌキは小動物や果実、昆虫など何でも食べる雑食性です。当園では馬肉や鶏頭、根菜を与えていますが、ミライは歯も少なくなったので、馬肉は細かくし、鶏頭も水煮の物を、ニンジン・サツマイモなどは蒸して軟らかくした上で細かくして与えています。

両眼は全く見えていないようですが、嗅覚と聴覚は大丈夫なようで声をかけながら近づき、驚かせないように餌を置くと完食してくれます。残暑が続きますが、ミライに会いに来てください。(京都市動物園)

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。