トラツグミの換羽

写真

2週間で生えそろう

トラツグミは、黄褐色に黒いうろこ状の模様で、長い尾羽が特徴的な鳥です。通常、鳥は年に1~2回換羽することで、傷んだ羽根を新しい羽根に生え替わらせます。

当園の野鳥舎で暮らすカーナ=写真=(性別不明・2015年来園)も、春~初夏には通常通りの姿でしたが、8月前後から少しずつ換羽が始まり、新しい羽へと生え替わり始めました。脱羽は頭頂部から始まり、頸部(けいぶ)、背部、腹部からも徐々に抜け、9月半ばには尾羽も抜け落ちてしまいました。しかしその後約2週間で生えそろい、元のトラツグミらしい姿を取り戻しました。ぜひ新しい羽に生え替わったカーナの姿を見にご来園ください。(京都市動物園)

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。