ケープハイラックスの繁殖管理

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発情しないようお薬飲もうね

ケープハイラックスのポテチ(雌、6歳)=写真=は、昨年から発情抑制剤を投与して繁殖管理を行っています。動物舎の広さから飼育頭数に限りがあることや、親子で交尾することを阻止する目的からです。

例年妊娠判定を5月頃に行っており、今年の検査では妊娠していなかったので、順調に薬が効いていると思われたのですが、効果が続いているはずの9月になんと交尾が確認されました。ポテチに発情が戻ってきてしまったようです。

交尾が見られた後、発情が落ち着くまでいったん室内で隔離した後、発情抑制剤を再度投与して、現在は群れで生活しています。また、いつ発情が戻るか分からないので、これからも慎重に観察していこうと思います。(京都市動物園)

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。