1982年3月25日(木) 京都駅・その2

1982(昭和57)年の春休み、東北・上越新幹線の暫定開業を控えて、上野と大宮を結ぶリレー列車用として新製された185系200番台の回送があるとの情報を聞いて京都駅に出掛けたのは、以前にレポートしたが、同じ日のネガを見ていると、他にも懐かしい映像があった。

19820325-1
19820325-6

京都駅1番ホーム(現0番ホーム)に下り福井・金沢・富山方面行き485系の特急「雷鳥」が入線してきた。当時は、まだ北陸道が全通していなかったが、関西から富山辺りまでは高速道路で行くことが出来た。しかし、この頃はまだ鉄道を利用して出掛ける人の方が多く、ホームの上は平日であっても多くの乗客で賑わっていた。

19820325-2

1番ホームの西端にある山陰1番ホームには、キハ82系の特急「あさしお」が出発を待っていた。

19820325-3

同じ1番ホームの東端には、当時、まだ信号柱があった。関西地区で多く見かけられた信号柱も、今ではほんの僅かしか残っていない。

19820325-4

1番ホームと2番ホームの間にある通過線を、奈良線の貨物列車が通り過ぎて行く。草津線に乗り入れる貨物列車はDD51がけん引していることが多かったが、奈良線の場合はDE10がけん引していた。

19820325-5

当時は見飽きた存在だった113系も、今では湘南色の車体は見ることが出来なくなり、湖西線や草津線で主に短い編成で走っているだけとなってしまった。

鉄道関連ニュース

京都新聞の撮り鉄カメラマン“カジやん”が、1978(昭和53)年から現在に至るまで、京都を中心に日本全国で撮影した鉄道写真を紹介します。

注*掲載写真の中には、現在は地形などの変化で撮影することができない場所や、撮影対象そのものが存在しなくなったものも含まれます。必ずしも現状とは一致しませんので、あらかじめご了承ください。