ホオアカトキの人工育雛

写真

順調に育っています

ホオアカトキは今年は三つの卵が孵(ふ)化しました。昨年までに親が育てないことが分かったので、今年から人工育雛(人の手で餌を与えてヒナを育てる事)を行っています。残念ながら先に孵化した2羽のヒナは途中で死亡してしまったのですが、最後に孵化した1羽はとても元気で、順調に育っています=写真。

初めのうちは幼鳥用の人工飼料をアジのしぼり汁で溶いたものを与えていましたが、徐々に固形分を増やし、今ではアジの細切れを食べるようになりました。少しずつですが羽毛も生えそろってきています。これからも順調に成長し、この記事が掲載される頃には自分でアジを食べられるくらいに成長していることを期待しています。(京都市動物園)

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。