イチモンジタナゴ

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稚魚の浮上始まりました!

イチモンジタナゴは当園で飼育している唯一の魚類です=写真。日本固有種で、環境の変化により京都府では絶滅寸前種となっています。動物園とは琵琶湖疏水でつながる平安神宮の神苑に生息していることから、環境教育プログラムの実施や繁殖に取り組んでいます。

二枚貝の中に産みつけられた卵は約2日でふ化し、稚魚は3週間ほどで水面に上がってきます。先月から稚魚が浮上し始めました。親と同じ水槽にいると食べられる危険があるため、稚魚はすぐ捕獲して別水槽へと移します。

稚魚は小さなエビの仲間を食べて育ち、食べた後はおなかがエビの色であるオレンジ色になります。このまま無事に成長しますように!(京都市動物園)

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。