野鳥舎にナーノがきた!!

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断翼処置で野生戻せず

先日、京都の森エリアの野鳥舎に新しい仲間が加わりました。種名はトラツグミ、愛称はナーノ(性別不明)といいます=写真。ナーノは昨年10月に当園施設内の野生鳥獣救護センターに搬送されました。右翼骨折で断翼処置を受けたため野生に戻すのは不可能と判断し、検疫後、野鳥舎への移動が決まりました。

トラツグミは繁殖期以外では単独生活をするため、先住個体のカーナとの関係性が懸念されましたが、今のところ大きな闘争はありません。最近は夕方になると、アオキ(斑入り)という植栽の上にいることが多く、斑点模様に紛れて擬態しているつもりかもしれません。当園にお越しの際は、ぜひ野鳥舎でナーノとカーナの違いを観察してみてはいかがでしょう(見分け方は野鳥舎前の看板をチェック!)。(京都市動物園)

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。