繁殖向け積極姿勢
本来のゾウの習性に合わせて、繁殖期以外は雄と雌を分離して飼育してきましたが、いよいよ繁殖期を迎えた冬美トンクン(雌14歳)と、10歳を超えて日増しにたくましくなる雄の秋都トンカムの同居を始めました。
これまで秋都トンカムはラオスから来たゾウの中で最年長の冬美トンクンを、まるで母親のように慕っており、繁殖の対象になるかとても心配していました。しかし、同居を始めて数日後、冬美トンクンを追いかけて交尾姿勢を取ろうとする秋都トンカムの姿が録画で初めて観察できました=写真。
今回の同居では交尾まで確認はできませんでしたが、2頭の関係性は一歩前進したと思います。次の冬美トンクンの発情は約100日後です。(京都市動物園)
京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。