ジャガーの食事

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バリバリとワイルドに

10月12日から11月3日まで、ジャガーに屠体(とたい)給餌を行っています。ここで言う「屠体」とは「毛や皮、羽がついた動物そのまま」の餌のこと。今回は羽がついたままの鶏を与えました。

動物本来の行動を引き出し、生活の質を上げることが目的です。野生のように屠体をくわえて歩いたり、なめたり、羽根をむしったりと狩猟に関わる行動が見られました。個体ごとに食べ方に違いがあり、ミワ(雌7歳)=写真=はバリバリとワイルドに、アサヒ(雄7歳)は食べたり食べなかったり、やや面倒くさそうにしています。

一見、手間のかかる食事かもしれませんが、試行錯誤しながら食べる姿を見ると、彼らの新境地を開拓したように感じます。(京都市動物園)

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。