ゾウの起立補助訓練

模型使い、緊急事態に備え

先日の休園日にゾウの起立補助訓練を行いました。ゾウを含む大型動物にとって、何らかの原因で自力で立てなくなることは、内臓への圧迫などにより死にもつながる緊急事態です。

中でも3トンを超えるゾウが起立できないとなれば、動物舎にそれなりの設備が必要です。美都(雌・48歳)と同居していた友(雌・当時21歳)を18年前に亡くして悔しい思いをした経験から、リニューアルの際そういった事態に対応できる施設にしました。

訓練では実物大の模型を使い、担当者や関係者で機械の使用法と手順の確認・見直しを行いました。今後は職員全体で訓練を実施し、いつか起こり得る事態に備えたいと思います。(京都市動物園)

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。