ロバ・ハルの削蹄

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伸びすぎると歩行に異常

現在、定期的にロバのハルの削蹄(さくてい)を行っています=写真。削蹄とは、蹄(ひづめ)を切ったり削ったりして形を整えることを言います。蹄が伸びすぎてしまうと歩き方に異常が出て、そのまま歩けなくなってしまう場合もあります。

本来は自然と擦り減っていくものですが、飼育下では運動量が少なくなり、よく伸びてしまうので、定期的な手入れが必要になります。ハルの蹄も少し伸び気味です。

ロバの蹄はヤギやヒツジと比べて、とても硬く削りにくいです。しかし、雨の日は蹄が水分を含み、少し柔らかくなっているため、削りやすくなります。雨の翌日を狙って削蹄の頻度を増やして、しっかりと管理していこうと思います。(京都市動物園)

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。