1994(平成6)年9月4日、大阪湾に「関西国際空港」が開業することになった。それに合わせて、JR西日本は、京都と関西国際空港を結ぶ直通特急「はるか」を運行することになった。
その関西国際空港が開業する前の8月に、空港の「見学会」があった。
開業前の空港に到着して歩き回るが、お店も開いてないし、お客さんどころか職員の姿も見えず、広い構内は、がらんとしていた。
滑走路へは立ち入れなかったが、ターミナル近くには行けた。
まだ車両等も見当たらず、こちらも、がらんとしていた。
そんな見学会を終えて、京都駅に帰り着いた。
湖西線の113系の先頭には、関西国際空港開業で「はるか」デビューと銘打たれたヘッドマークが付いていた。
車体のドア横には、平安遷都1200年を祝うマークが貼ってあった。
117系は4連化されて、東海道線から奈良線に転出していたが、この頃はまだオリジナルカラーのままだった。
同じ奈良線の普通列車は、これもオリジナルカラーの105系がまだ主力として活躍中だった。
どことなく、この頃までは、京都駅ものんびりしていた気がする。
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