1994年12月30日(金) 京都駅

1994(平成6)年の12月末、京都駅を訪れた。

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当時、京都駅は駅舎の建て替え中で、1番ホームが従来2線あった通過線のうち1つを転用して、仮ホームが設けられていた。そして、従来の1番ホームにあったルネサンス様式の上屋根は撤去が進んでおり、後に大阪の交通科学博物館に移築された。そして、さらにその後、新たに出来た京都鉄道博物館に移築されたのだった。

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年末なので、多くの会社は休みになっていたが、この日は金曜日ということもあってか、平日ダイヤで、朝の新快速は12両編成で運行されていた。

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今では、駅ビルに隠れて、ホームから殆ど見えなくなった京都タワー。この頃までは、遠くに出掛けてから帰京した際、ホームに滑り込む車両の窓から、この京都タワーの姿を見ると「あー京都に帰って来た」と思ったものだった。

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ホームが増設された京都駅の奈良線ホームには、105系に代わって、緑色(ウグイス色)の103系の姿がよく見られるようになっていた。この103系は、同じウグイス色でも、黄色の警戒帯があるものもあれば、白い複数の帯があるもの、さらには帯の無いものもあって、意外とバラエティに富んでいた。

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余りにも見慣れていた103系だったが、今では、ここ奈良線が最後の活躍の舞台と化していて、残り少ない日々の中、力走を続けている。

鉄道関連ニュース

京都新聞の撮り鉄カメラマン“カジやん”が、1978(昭和53)年から現在に至るまで、京都を中心に日本全国で撮影した鉄道写真を紹介します。

注*掲載写真の中には、現在は地形などの変化で撮影することができない場所や、撮影対象そのものが存在しなくなったものも含まれます。必ずしも現状とは一致しませんので、あらかじめご了承ください。