1995年4月10日(月) トワイライトエクスプレスに乗って北海道の旅・その1

青函トンネルが開通した翌年、ちょうど時代が「昭和」から「平成」になった1989年に運行が始まったのが、大阪と札幌を結ぶ日本最長の夜行寝台特急「トワイライトエクスプレス」だった。
 運行開始当初は、あまりの人気にチケットも入手難だったが、5年も経つと落ち着いてきた。そして、1995(平成7)年の春になって、ようやく自分も乗車する機会を得た。

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お昼前に京都駅を訪れた。札幌行きの下りトワイライトエクスプレスが京都駅を出発するのは、12時半過ぎという時間だったからだ。
 到着を待つ間、目の前に来る列車を片っ端から撮影する。手始めは、221系の「新快速」である。

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真っ昼間に貨物列車が姿を見せた。EF66の初期型である2号機のけん引だった。

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湘南色の113系も普通運用を中心にまだまだ大活躍中だった。行き先が「長浜」というのを見て、あれ?と思ったのは、かつて交流電化区間だったから。
 実は、1991(平成3)年9月に、北陸線の坂田-長浜間が直流化されていたのだった。その後、2006(平成18)年には、さらに敦賀まで直流化されたので、今では京都駅から新快速で敦賀まで1本で行けたりもする。かつて、米原からDE10けん引の旧型客車に揺られ、田村駅でEF70に機関車が交代していたのは、もはや遠い昔の話になってしまっていた。

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ようやく、EF81-43号機を先頭にしたトワイライトエクスプレスが姿を見せた。
 ちなみに、この43号機は、この時からちょうど20年後となる2015(平成27年)年3月12日には、営業運転最終となる大阪発、札幌行きの下りトワイライトエクスプレスをけん引した機関車である。

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札幌までの長い旅路、ゆっくりとくつろげる訳だが、まず足を運んだのは食堂車だった。京都駅を出てから、13~16時にランチタイム営業をしていたので、定番のカレーライスを味わった。

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ほどなく敦賀駅に到着し、ここでは機関車交換のため、しばらく停車する。向かい側のホームには、かつての急行電車である475系が、今やたった3両編成となってローカル運用に使われている姿があった。

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トワイライトエクスプレスの車内の様子などは、また別の機会に、ということで省略して…長い時間をかけて、翌日、朝のラッシュタイムが終わろうとしていた札幌駅に到着。先頭は、北斗星色の青いDD51重連に変わっていた。

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札幌駅に降り立つと、781系の特急「ライラック」が姿を見せた。以前に見た時は国鉄特急色だったが、いつの間にかJR北海道カラーになっていた。

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学園都市線には、レッドトレイン51系客車を「魔改造」した気動車であるキハ143系が停車していた。

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その後、旭川から名寄方面へ移動する。車中から見えたDD51を撮影しようと思ったら、窓の外には雪が降っていた。
 京都では、既に桜は散った後だったが…この辺りでサクラが咲くのは、まだまだ先なんだろうな、と思わされたのを覚えている。

鉄道関連ニュース

京都新聞の撮り鉄カメラマン“カジやん”が、1978(昭和53)年から現在に至るまで、京都を中心に日本全国で撮影した鉄道写真を紹介します。

注*掲載写真の中には、現在は地形などの変化で撮影することができない場所や、撮影対象そのものが存在しなくなったものも含まれます。必ずしも現状とは一致しませんので、あらかじめご了承ください。