1987(昭和62)年の春、国鉄がJRに変わって間もない頃、山陽本線の六甲道駅を訪れた。
その六甲道駅で一通り撮影した後、元町駅の方へも移動して、さらに撮影を続行した。

複々線の線路に挟まれた島式ホームの橋からは、様々な焦点距離のレンズで、それなりに撮影が可能という、絶好のポイントではあった。
快速には、湘南色の113系ばかりが使われていた。昭和末期のこの頃になると、非冷房車は殆ど見られなくなっていた。
普通列車は、見飽きるほど走っていた103系に変わって、201系が多く見られるようになっていた。

昼間、この区間で見ることが出来る特急と言えば、キハ181系の「はまかぜ」だった。強力なディーゼルエンジンをフル稼働させて、およそ100km/hのスピードで走っていた。

貨物列車は、この頃になるとEF65PFの姿が増えていた。
当時は、見飽きた存在だった117系も、今ではこのオリジナルカラーの編成は消滅し、初期型を中心に廃車も進んでしまい、次第に姿を消しつつある。
注*掲載写真の中には、現在は地形などの変化で撮影することができない場所や、撮影対象そのものが存在しなくなったものも含まれます。必ずしも現状とは一致しませんので、あらかじめご了承ください。