1980年2月3日(日)東海道線・神足-山崎 その2

今から40年以上も前に撮影した鉄道写真のフィルムが大量にあるが、カラーネガが変色しているのに対して、同じカラーでもリバーサル(ポジ)は変色が少なく、モノクロに至っては変化が無い。これは、当時もそういう風に言われていたものだが、当時に撮った写真にモノクロが多いのは、何より自分で現像やプリントが出来るので、少ない小遣いでも楽しむことが出来たからだった。中学校入学と同時に、自分でフィルム現像などを行うようになり、写真部に入ったので、毎日、放課後に暗室でプリント作業をしていたものだった。

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1980(昭和55)年2月と言えば、新快速にはまだ153系が多く使われていたが、既に新型の117系がデビューしており、まさに最期の活躍中だった。朝夕のラッシュタイムには、快速にも運用されていたが、2ドアのデッキタイプだったので、混雑している時は乗り降りが大変だったようだ。

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新快速に使われていた153系も、元々は急行用の車両だったが、北陸方面に向かう急行では、475系がバリバリに活躍していた。

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特急電車と言えば、485系ばかりだった中で、一日に一度だけ通る381系の特急「しなの」は珍しい存在だった。

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特急「雷鳥」には583系も使われていたが、対面式のボックスシートなので、寝台を兼ねたシートはふかふかと言えど、乗客には不評だったらしい。

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485系の特急「雷鳥」とEF65一般型のけん引する一般貨物列車は、どちらも「見飽きた存在」だったので、あまりシャッターを切る意欲が湧かなかったものだった。しかし、今となってみれば、どちらも貴重な姿になってしまった。

ちなみに上の写真の全ては、上手に撮っているように見えるが、元の写真は、かなり遠くに写っているものが多く、トリミングしている。当時は、まだ望遠レンズを持っていなかったし、フレーミングも酷いものだった。

鉄道関連ニュース

京都新聞の撮り鉄カメラマン“カジやん”が、1978(昭和53)年から現在に至るまで、京都を中心に日本全国で撮影した鉄道写真を紹介します。

注*掲載写真の中には、現在は地形などの変化で撮影することができない場所や、撮影対象そのものが存在しなくなったものも含まれます。必ずしも現状とは一致しませんので、あらかじめご了承ください。