1981年2月11日(水・祝) 新疋田駅・その2

この年の冬は、降雪量が多かった。北信越方面では、あまりの大雪で交通網がマヒし、テレビや新聞で「サンパチ豪雪(=昭和38年の大雪)以来」という見出しをよく目にした。そのため、後に1981年=昭和56年にちなんで「五六豪雪」と命名されたほどだった。

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京都では積もるほどの雪は無かったが、東海道線で米原に向かっていると、近江八幡を過ぎた辺りから積雪が目に付き、その量は次第に増えていった。米原では10センチ以上は積もっていた。

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ここから乗車する客車列車のけん引機であるDE10が、入れ換え作業を担当する職員を乗せて機回しでホームを通過して行った。

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向かいのホームにいた475系が出発して行った。

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客車で編成された1247レが、バックでホームに入って来た。

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しばらくして出発したが、隣のホームにも旧型客車で編成された列車が停まっていた。

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田村駅で、DE10からEF70に機関車が付け替えられた。

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新疋田駅に着くと、すぐに姿を現すのが、上り大阪行きの寝台特急「日本海4号」だが、この日は雪の影響からか、けっこう遅れてやって来た。
 その後、ループ線の方へ行こうとしたが、積雪のため断念し、駅で撮影することに。

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485系「雷鳥」も、雪が付着してヘッドマークが隠れてしまっていた。

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475系の急行「立山」がやって来た。

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北陸線では、長距離を走る普通列車は旧型客車と荷物・郵便車で編成されたものが多かったが、米原-敦賀間に関しては、2両編成のディーゼルカーも使われていた。

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上り名古屋行きの485系特急「しらさぎ」が新深坂トンネルに吸い込まれていった。

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EF70けん引の普通列車がやって来た。

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上りのEF81けん引の貨物列車がやって来た。新疋田駅は上り・下りホームの間に通過線が1本あったが、もっぱら上り列車ばかりが走っていた。

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475系急行「くずりゅう」も姿を見せた。

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下りの583系特急「雷鳥」が目の前を通過して行く。

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この撮影当時、一眼レフ(ニコンFE)は持っていたが、モータードライブは無いので連写は出来ず、レンズも50ミリと200ミリしか持っていなかった。

鉄道関連ニュース

京都新聞の撮り鉄カメラマン“カジやん”が、1978(昭和53)年から現在に至るまで、京都を中心に日本全国で撮影した鉄道写真を紹介します。

注*掲載写真の中には、現在は地形などの変化で撮影することができない場所や、撮影対象そのものが存在しなくなったものも含まれます。必ずしも現状とは一致しませんので、あらかじめご了承ください。