2015年2~3月 トワイライトエクスプレス

2015(平成27)年3月、長らく大阪から日本海側を縦断して北海道の札幌までを結んでいた寝台特急「トワイライトエクスプレス」が姿を消すことになった。
 廃止の日まで一ヶ月を迎えた頃から、沿線には平日・休日を問わず、多くの鉄道ファンがカメラを手に駆け付けていた。

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2月21日(土)、東海道線の山崎-島本間にある、通称「サントリーカーブ」を訪れた。そこには、廃止当日でもないのに大人数の鉄道ファンの姿があった。

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ようやく、お目当ての下り札幌行きトワイライトエクスプレスが姿を見せた。

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最後尾には、憧れのA寝台個室「ロイヤル」のあるスロネフ25の姿があった。

この後、大阪行きの上りトワイライトエクスプレスがすぐに来る。

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昔なら、撮影する人の姿は、鉄道写真の構図としては「邪魔」な存在で、出来る限り人が入らないように撮ったものだが、時事ニュースとしての写真であれば、人の姿が入っていた方が良い。そういう意味でも同じ鉄道を撮るにしても、自分の考え方が変わったなあと思えたし、逆に昔の時、もっと周囲を入れて撮っておくべきだったとも思うようにあった。

2月25日(水)、今度は滋賀県大津市と高島市の境目にある白髭神社近くの、湖西線へ撮影に出掛けた。

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琵琶湖を左手に見ながら、京都や大阪に向かう上りのトワイライトエクスプレスがやって来た。

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ロビーカーには、多くのお客さんが集っているのが見えた。

続いて、白く雪化粧した湖西の山並みを背景にしたポイントへ移動。

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今度は、札幌へ向かう下りのトワイライトエクスプレスを後追いで撮影。もうすぐ姿を消すのだな、と思うと、どこか寂しい気持ちがした。

廃止まで10日ほどとなった3月4日(水)は、京都駅近くの跨線橋へ。

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カメラを構えていると、EF200けん引の貨物列車がやって来た。東海道線を走る貨物列車も、気が付けば、かつては見飽きた存在だったEF65やEF66の姿が見えなくなっていた。しかし、このEF200も2019(平成31~令和元)年、まるで平成時代の終わりと運命を共にするかの如く、姿を消すこととなってしまった。

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京都駅の0番ホームから、トワイライトエクスプレスが発車していく。昔は発車シーンに付き物だった汽笛の音も、今は無い…。

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続いて、上りがやって来るので、カメラポジションを移動。いつの間にか緑一色に塗られて、みすぼらしい姿になってしまった117系が通過していった。

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今度はEF210けん引の貨物列車がやって来た。今では東海道線の貨物列車の主となっており、新たな「見飽きた存在」になりつつある。

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続いて、上りのトワイライトエクスプレスが姿を見せた。
 先頭を撮影した後、慌てて反対側に移動。

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京都駅の7番ホームに吸い込まれていった。

京都新聞の撮り鉄カメラマン“カジやん”が、1978(昭和53)年から現在に至るまで、京都を中心に日本全国で撮影した鉄道写真を紹介します。

注*掲載写真の中には、現在は地形などの変化で撮影することができない場所や、撮影対象そのものが存在しなくなったものも含まれます。必ずしも現状とは一致しませんので、あらかじめご了承ください。