1985年5月30日(金) 近鉄・吉野駅

プロ野球のシーズン開幕から、ゴールデンウィークの巨人戦でバース・掛布・岡田のバックスクリーン3連発があるなど、セ・リーグが阪神タイガースの快進撃に沸いていた1985(昭和60)年5月末、奈良県の吉野を訪れた。

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奈良の吉野と言えば、麓から山の上の方まで咲き誇るサクラで有名だが、この時期には既に終わっていて、ハルゼミの鳴き声が聞こえる昼下がりの駅は閑散としていた。

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駅前にずらりと並ぶ土産物店にも人の姿が無かったが、従業員のものだろうか、バイクやクルマが向かい側に所狭しと並んでいた。

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がらんとした改札口。自動改札機の無い光景が、どこか懐かしい。

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1928(昭和3)年3月に開業した当時、この吉野駅を建設したのは「吉野鉄道」だったが、その頃の栄華というか、鉄道への期待度を感じさせる広い構内だが、4本もあるホームが全て賑わっていた時代が果たしてあったのだろうか。

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大阪あべの橋行きの特急が出発を待っていた。

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見た感じ、10人もいない僅かな乗客を乗せて、特急は出発して行った。

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この当時からバブル景気のピーク(平成元年の頃)には年間30万人以上が利用していたという吉野駅も、その後は半分以下にまで落ち込んでいたが、ここ数年は外国人観光客の急増で20万人近くにまで回復したという。
 しかし、今年は新型コロナウイルスの感染拡大で、再び観光客が落ち込み、利用者数も下がってしまうことだろう。

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京都新聞の撮り鉄カメラマン“カジやん”が、1978(昭和53)年から現在に至るまで、京都を中心に日本全国で撮影した鉄道写真を紹介します。

注*掲載写真の中には、現在は地形などの変化で撮影することができない場所や、撮影対象そのものが存在しなくなったものも含まれます。必ずしも現状とは一致しませんので、あらかじめご了承ください。