1986年6月9日(月) 片町線

1986(昭和61)年6月、梅雨入りが発表されて早々に「中休み」を迎え、晴れて蒸し暑い日が続いていた頃、大阪の京橋駅から片町線に乗車した。

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オレンジ一色に塗られた101系電車に乗り込む。平日の月曜日、ちょうどお昼だったが、意外と電車内は混んでいて、さすが大阪だなと思わされたが、電車が進むにつれて、お客さんは降りる一方だった。

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長尾駅に到着すると、今まで乗ってきた電車は、折り返しで片町行きになった。
 この当時、電化されていたのは、この長尾駅までで、この先、京都の木津方面へ向かうには、非電化区間を走る気動車=ディーゼルカーに乗り換える必要があったのだ。

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向かい側のホームに移動して木津方面行きの到着を待っている間に、次の電車が長尾駅に到着していた。こちらは103系電車だった。当時、非電化区間は本数も少なかった。

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やっとキハ35を先頭にした普通列車がやって来た。

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ホームに着くと、どっと乗客が降りて来たが、それも一瞬だけだった。何せ、非電化区間は2両編成の短さである。

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キハ35の反対側には、キハ48が連結されていた。
 片町線の非電化区間で運用されていた2両編成は、通勤型で3扉のキハ35と、近郊型で2扉のキハ47や48のペアで組まれたものが多かった。なぜ、この組み合わせだったのか、今となってはナゾである。

この非電化区間も、その後、1989(平成元)年に電化されたが、電化の支障になるとしてこの区間にあったトンネル2つが開削されて切り通しに変わった。今では福知山線からJR東西線を経て直通する電車が走るようになり、沿線で住宅開発が恐ろしいほどの勢いで進み、この30年余りの間に劇的に変化した。

京都新聞の撮り鉄カメラマン“カジやん”が、1978(昭和53)年から現在に至るまで、京都を中心に日本全国で撮影した鉄道写真を紹介します。

注*掲載写真の中には、現在は地形などの変化で撮影することができない場所や、撮影対象そのものが存在しなくなったものも含まれます。必ずしも現状とは一致しませんので、あらかじめご了承ください。