1995年4月11日(火) 深名線

1995(平成7)年4月、5年ぶりに北海道を訪れた際、深名線(美深ー名寄)に立ち寄った。
 当時、赤字路線として日本一を争っていた深名線だったが、並行道路が整備されていないという理由で、廃止を免れてきていた。しかし、JR化後に道路も整備され、ついにこの年の9月に廃止となることが決まったのだった。

北海道の冬は長く、京都で桜が散っている頃だったのに、まだ雪が降る気候だった。名寄駅前でレンタカーを借りて、朱鞠内湖へクルマを走らせた。

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朱鞠内駅に、キハ53の単行が停車していた。乗客の姿は見当たらない。

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乗客数に見合わない広い構内には、腕木式信号機があった。
 その後、まだ全面結氷していた朱鞠内湖畔へ移動して、列車が来るのを待つ。

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踏切も無く、いつ列車が来るか分からない状況だったが、実際には辺りが余りにも静かなので、かなり遠くから走行音がして、その接近を知ることが出来た。

明らかにロータリー式除雪車が掻き分けた痕跡のある線路を、キハ53の単行が通り過ぎて行った。
 それまで曇っていたのに、なぜか列車が来た瞬間だけ、一部に日が差していたのが印象的だった。

京都新聞の撮り鉄カメラマン“カジやん”が、1978(昭和53)年から現在に至るまで、京都を中心に日本全国で撮影した鉄道写真を紹介します。

注*掲載写真の中には、現在は地形などの変化で撮影することができない場所や、撮影対象そのものが存在しなくなったものも含まれます。必ずしも現状とは一致しませんので、あらかじめご了承ください。