1988年3月13日(日) 札幌駅(地上)

1988(昭和63)年3月、青函トンネルの開業で、青函連絡船が姿を消すことになったのだが、それに合わせてカメラと周遊券を手に北海道へ向った。
 深夜に青森発の青函連絡船に乗り、未明の朝に函館に到着。その後、青函トンネル開業の運転初日となる函館発の大阪行き寝台特急「日本海」に乗車する予定だったが、「日本海」が出発するのは夕方なので、その間に時間潰しを兼ねて特急「北斗」に乗って札幌まで往復した。

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3月中旬の北海道は、まだまだ寒く、雪がちらついていた。氷点下の気温の中、札幌駅のホームは黒光りして凍っており、油断すると滑ってコケそうだったので慎重に歩いた。が、北海道の人たちはスイスイと歩いており、いかにも自分は「ヨソ者」という感じがした。

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当時、札幌駅は高架化工事の真っ只中にあった。特急「北斗」の背後には、その工事が進む新たな札幌駅が見えていた。

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札幌と釧路方面を結んでいた特急「おおぞら」が停車していた。他に函館から札幌を経由して網走を結ぶ、かなりの長距離を走る特急「おおとり」という列車もあったが、この時の青函トンネル開業に伴うダイヤ改正で廃止となった。

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地上時代の札幌駅は、SL時代から続く昔ながらの客車用のホームで、その高さが低かった。そのため、電車や気動車の乗降口には必ずステップがあり、今で言うバリアフリーには程遠かった。

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当時、札幌駅周辺で走っている普通電車用の車両は711系ばかりだったが、少ないながらもまだ客車列車が残ってもいた。

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旭川-札幌-室蘭の区間は電化されていたので、特急「ライラック」は北海道では唯一の特急「電車」だった。

京都新聞の撮り鉄カメラマン“カジやん”が、1978(昭和53)年から現在に至るまで、京都を中心に日本全国で撮影した鉄道写真を紹介します。

注*掲載写真の中には、現在は地形などの変化で撮影することができない場所や、撮影対象そのものが存在しなくなったものも含まれます。必ずしも現状とは一致しませんので、あらかじめご了承ください。