2011年2月19日(土) 湖西線・北小松-近江高島

鉄道ファン、とりわけ「乗り鉄」の人にとって「夜行列車」の存在は大きいものだと思う。
 しかし、時代の変化で日本国内からは夜行列車が消え続け、今では両手で、いや片手で数えられるほどしか残っていないという状況になってしまった。1975(昭和50)年までは、東京から2泊して鹿児島まで走る夜行の急行列車もあったぐらいだが、その後の新幹線網の拡大と、高速道路の拡充で、今や夜行列車は風前の灯である。

2011(平成23)年の冬、たまたま滋賀県高島市に行く用事があった際、白髭神社の鳥居がバックに見える湖西線の撮影ポイントに立ち寄った。
 ちょうど時間的に、青森発大阪行きの寝台特急「日本海」が通るタイミングだった。

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いつも上り「日本海」の来る直前に特急「サンダーバード」が、まるで相撲の「露払い」のようにやって来るが、撮影の上では絶好の予行演習になる。

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2月ということで太陽の位置が低く、午前中は光り輝く琵琶湖をバックに走る姿を捉えることが出来る。

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運転台同士が向き合い、貫通路で繋がっている様子は、どこか「アリさんとアリさんが、ごっつんこ」という童謡の一節を連想させた。

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続いて、お目当ての「日本海」が姿を見せた。先頭に立つのは、トワイライトエクスプレス塗色のEF81・113号機である。

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かつては日本海縦貫ラインで飽きるほど走っていたEF81も廃車が進み、近年では珍しい存在となってしまったが、このEF81・113号機はJR西日本・敦賀地域鉄道部所属に今も健在である。

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琵琶湖をバックに撮影すると、どこか鉄道模型で見る光景のようにも見えた。
 

京都新聞の撮り鉄カメラマン“カジやん”が、1978(昭和53)年から現在に至るまで、京都を中心に日本全国で撮影した鉄道写真を紹介します。

注*掲載写真の中には、現在は地形などの変化で撮影することができない場所や、撮影対象そのものが存在しなくなったものも含まれます。必ずしも現状とは一致しませんので、あらかじめご了承ください。