1987年1月3日(土) 高松駅

1987(昭和62)年の正月のこと、年末から滞在していた母方の実家である岡山県倉敷市から京都へ帰る前に、「青春18きっぷ」を使って香川県の金刀比羅宮へ出掛けた。
 当時、まだ瀬戸大橋は開通しておらず、岡山県倉敷市の下津井から朝一番のフェリーに乗り、香川県坂出市から四国に上陸したのだが、帰りは高松駅から宇高連絡船を利用することにしていた。

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電化を直前に控え、架線の張られた高松駅のホームに181系特急「しおかぜ」が停車していた。まだJRになる前なので、まさに由緒正しい「国鉄特急色」が今となっては懐かしい。

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広い構内には、連絡船の貨物車を入れ替え作業するでDE10や控車に混じって、電化開業の際に活躍を始めることになる121系電車が構内に留置してあった。まだ真新しくピカピカの車体には、ピンク色の帯(=塗装ではなくステッカーだが)が巻かれていた。

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縁起を担いでいるのか、運行番号窓に「777」の数字が見えた。

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121系の向こう側には、間もなく運用を終えることになる宇高連絡船の姿が見えていた。

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広い高松駅の構内に、なぜか荷物車や郵便荷物車が何両も連結して留置してあった。

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近付いて、よく見ると…なんと屋根上にパンタグラフが設置してあった。どうやら、電化開業に備えて、何らかの試験を行うために郵便荷物車の屋根上に設置されていたようだ。

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夕暮れの岸壁を眺めていると、右に連絡船、左にホバークラフトが見えた。

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対岸の本州側の宇野駅には、115系の岡山行きが待っていた。まだ発車まで間があり、ホームの立ち食いうどん店で食事している乗客の姿も見えた。

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