気温下がり食欲回復
おじいさんライオンのナイル(24歳6カ月)は、春に食欲が落ち、夏の猛暑でさらに食べない日が続きました。また、寝てばかりいるせいか爪が伸びすぎ、すぐに切りたかったのですが、真夏の麻酔はリスクが高いと判断し、涼しくなるのを待っていました。
気温が下がり食欲も回復したため、9月の初めに麻酔をかけて爪切りを行うことに。飼育・獣医スタッフのチームワークと、何よりナイル自身の生きる意欲のおかげで無事に乗り切ってくれました。
ナイルは今月9日で、国内の動物園で飼育されてきたライオンの中で最高齢となります。何とか冬もやり過ごし、来春には25歳の誕生日を迎えてくれればと思います。(京都市立動物園)
京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。