身近な鳥、カルガモ

20180525zoo

同じ場所で繁殖や子育て

春になると、多くのカモが繁殖のために北国へ渡っていくなか、この季節でも出会えるカモがいるのをご存知ですか? そう、鮮やかなオレンジ色の脚と、くちばしの先の黄色がチャームポイントのカルガモです。

カルガモは基本的に同じ場所で繁殖や子育てを行う留鳥(りゅうちょう)で、鴨川辺りでも年中見ることができます。当園では京都の森の水禽舎(すいきんしゃ)で1羽が暮らしています。

数の多いオシドリやマガモたちに押され、いつもみんなが食べ終わったころに遠慮がちにエサを食べていますが、スラリと伸びた首や細かくきれいな羽の模様がひときわ目を引きます。

珍しさはないけれど、身近な存在のカルガモ。一度、ゆっくり観察してみませんか。(京都市動物園)

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。