アジアゾウのトンカム

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体調不良から回復傾向

アジアゾウのオスの秋都トンカムは9月初めから食欲不振が続いていましたが、現在少しずつ採餌量が増えていて、回復傾向です。今回の体調不良では食欲の低迷が長く続き、投薬による処置を行いました。また、しばらくの間はグラウンドの砂を摂取して腹痛を起こす懸念があったため、寝室での管理を行っていました=写真=。現在は食欲が安定してきたので、運動量を増やして便を排出しやすくするためにグラウンドに出しています。

この体調不良は昨年夏以降から数カ月おきの頻度で起こっており、採血や糞(ふん)便検査などを行って原因を探っていますが、決定的な原因は特定できていません。早く通常通りのトンカムに戻るように手を尽くしています。(京都市動物園)

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。