おかえり! ムササビのイチゴ

写真

安心の動物舎で元気に

京都の森にいる、ムササビのイチゴ=写真。昨年6月に頭を怪我(けが)したことをきっかけに、原因究明と動物舎整備のため、9カ月ほどバックヤードで生活していました。

怪我した当初、夜間に動物舎周辺で活動する野生動物に驚いてパニックになった可能性が挙げられました。そこでカメラを設置して観察すると、ハクビシン・キツネ・タヌキ・アライグマ・アナグマなどが出没していました。

野生動物が網に近づいたりよじ登ったりしないよう、動物舎の周辺に電柵を設置してから帰ってきたイチゴは、木々の新芽を積極的に食べて元気に暮らしています。夏の夜間開園で活発な姿を皆さんに楽しんでいただければと思います。(京都市動物園)

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。