ちょっかい出し、怒られ成長
ロジャーは5歳の雄のチンパンジーです=写真。やんちゃ盛りで、鉄板を叩(たた)いて大きな音を出したり、木の枝を振り回したりして遊んでいます。そして、大人のチンパンジーたちにちょっかいを出すことが増えてきました。
幼い頃は許されていた行動も、度が過ぎると最近はすぐに怒られます。怒られると、ロジャーは不満気に「ピギャー」と大きな声で鳴き叫びます。それでも、すぐに鳴きやみ、ちょっかいを出し始めます。
怒られてもなかなか懲りないロジャーですが、群れの中でいろいろなコミュニケーションを取ることでチンパンジーらしく成長していくのだなと感じています。(京都市動物園)
京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。