若冲モデルになった炎の鳥

アカショウビン

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大きくて赤いくちばしを持ち、全身が赤褐色のアカショウビン。動物園の野生鳥獣救護センターに保護されましたが、飛ぶことができず野生に戻せないため、動物園で飼育しています。

夏鳥なので、これまで冬は屋内で飼育していました。昨年オープンした「京都の森」は遠赤外線ヒーターを備え、京都の冬でも暖かく過ごすことができるため、寒い時期でもご覧いただけるようになりました。

さて、今年は伊藤若冲の生誕300年。彼の作品を目にする機会も多いことかと思います。鳥獣花木図屏風(びょうぶ)の鳥を描いた左側の屏風に、アカショウビンも描かれています。機会があったら探してみてください。

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。