シマウマの採血に成功

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トレーニング重ね無麻酔

先日、グレビーシマウマのナナト(雄、9歳)の無麻酔での採血に、初めて成功しました。

これまでも、健康管理に必要な体勢を動物にとってもらう「ハズバンダリートレーニング」に取り組み、体重測定や搾乳などを行ってきました。その中で採血は痛みが伴うため、他のトレーニングより難易度が高くなります。そのため、手で首の血管の上を触ることから始め、指で押す、ボールペンで押す、先端を丸めた針で押す、というように段階を踏みながら進めていきます。

採血はリスクを伴う麻酔下でしかできなかったのですが、トレーニングで簡単にできることは病気の早期発見につながります。今後もナナトが健康でいられるよう、トレーニングを継続していきたいと思います。(京都市動物園)

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。