水禽舎の健康診断

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段ボール 意外に快適

今年も「京都の森」水禽舎で暮らすカモなどの健康診断を行いました。捕獲したら、まず胸に埋め込んであるマイクロチップで個体を識別します。続いて栄養状態の確認、体重測定などを行っていきます。

極端な体重減少など異常が見られた個体は採血を行い、さらに詳しく調べます。終わった個体は段ボール箱内に1羽ずつ入れておきます。「段ボールって!」と思われるかもしれませんが、かごと違って羽を傷めにくく、ふたを閉めると真っ暗になるため、鳥たちが落ち着く最適な入れ物なのです。

終了間際はガランと寂しい状態になりますが、鳥たちを開放すると元のにぎやかさに。検査結果に問題はなく、一同ほっとしています。(京都市動物園)

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。