ヒツジの骨折

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麻袋でつり上げ治療

8月末にヒツジのマッチャ(雌、11歳)が同居するヤギに押され、左前足の骨にひびが入りました。人の肘の部分です。

4本足の動物の骨折治療はとても大変。立てないと残り3本の脚まで体の下敷きになって筋肉の損傷を起こし、二度と立てなくなることがあるのです。

マッチャも4日後に立てなくなりました。そこでロープや麻袋を使って、立った状態になるようにつり上げる治療を行いました。

それが功を奏し、徐々に自分の脚で立てるようになり、今では自力で歩けるようになりました。骨もくっつき始め、順調にいけば来月には退院です。長い治療を乗り越えたマッチャをぜひ、見に来てやってください。(京都市動物園)

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。