母と娘の関係変化
当園ではヤブイヌの計画的な子育てのために、８頭を雌雄別に、四つのグループに分けて飼育しています。
うち、母親のパパヤ（６歳）と娘のマドカ（２歳）＝写真奥＝、ミコト（同）＝同手前＝の３頭の母娘グループは、昨年末までパパヤの順位が一番上で、仲良く暮らしていました。ところが、急にミコトの順位が一番上になってしまったようで、マドカに対して威嚇するようになりました。
その状態のまま３頭で飼育を続けていましたが、年明け早々にミコトがマドカを追い掛け回し、後ろ足にかみついてけがをさせてしまい、ついに同居を断念せざるを得なくなりました。ミコトは、独り立ちの時期を迎えているのかもしれません。（京都市動物園）
京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。３６５日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。