保護されたアカショウビン、再び空へ

20181102zoo

「火の鳥」力強く羽ばたく

9月下旬、当園内の野生鳥獣救護センターにアカショウビンが運ばれてきました。全身鮮やかな赤色で、「火の鳥」の異名がある鳥です。診察の結果、窓ガラスなどへの衝突による一時的なショックを疑い、速やかな野生復帰を目指すことになりました。

治療後、放鳥を試みますが、一向に飛ぶ気配がありません。数日後に再挑戦。何とか飛び出したものの、旋回した先は園内「京都の森」にある田んぼの防鳥ネット。助け出された後は、羽ばたかなくなってしまいました。

10月初旬、晴れた朝に3回目の挑戦。力強く羽ばたき、南へ向かって飛んでいきました。夏鳥にとっては今が渡りの季節。無事に南方へたどり着けますように。(京都市動物園)

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。