おかえり、ヒキガエル

0521kaeru

冬眠モードから人前に

動物の中には、寒くて餌の少ない冬を乗り越えるため、冬の間はほとんど活動せずエネルギーを節約して過ごす、すなわち冬眠する種類がいます。

当園の「京都の森」のヒキガエルもそんな動物の一種。野生では気温が10度を下回ると落ち葉や土の中に潜ってじっと動かず冬眠します。しかし、冬眠中にそのまま死んでしまう危険性があるため、当園では冬眠させないよう別の暖かい場所で飼育しています。

昨年も12月ごろから冬眠モードに入り、しばらく展示していなかったのですが、春が来て暖かくなったので、4月から展示を再開しました。久々の人前で警戒して奥に引っ込んでいる=写真=ことが多いので、そっとのぞいて見てください。(京都市動物園)

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。