イチモンジタナゴ初放流

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たくましく生き抜いて

京都市動物園で保全に取り組んでいる希少淡水魚イチモンジタナゴ=写真。これまでは、繁殖がうまくいかなかったり、成熟する前に死んでしまったりしていましたが、昨年は見事100匹の稚魚が生まれました。

そこで、動物園での繁殖に必要な個体を確保した後、余剰となった39尾を保全繁殖の最終目標である「野生への再導入」へ向け、イチモンジタナゴが生息する平安神宮の池に初めて放流しました。

放流で個体数が増えると繁殖への期待が高まると、宮司さんたちにもとても喜んでいただきました。水槽の中と違って厳しい環境ですが、たくましく生き抜いて繁殖してくれることを願っています。(京都市動物園)

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。