「老猿ホーム」最後の住人

写真

37歳のビートが永眠

先日、アカゲザルの「老猿ホーム」最後の住人だったビートが息を引き取り、老猿ホームはいったんその役割を終えることになりました。高齢で体力が衰え群れの中で暮らすことが難しくなった4頭=写真=を収容するために類人猿舎の一角に設けられたのは今から6年前。体が大きくおおらかな雄のアサタロー(享年25歳)、世界最高齢となった雌のイソコ(享年43歳)、垂れ耳でダルマ体形のゴンゴ(享年32歳)、イソコの妹で、怒りん坊だけれど仲間想いのビート(享年37歳)。それぞれ老いが進み死を迎えるまで懸命に生きる姿を見せてくれました。頑張ってくれた彼らと彼らを愛情深く見守ってくださった皆様に心から感謝しています。(京都市動物園)

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。