高齢ヒツジのチョコ

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歯を治療、元気で快適に

おとぎの国にいるヒツジのチョコ(メス)=写真=は当園生まれの12歳で、顔の黒いサフォークという品種のヒツジです。あまり触れられるのが好きではなく、人を避けて退避場にいることが多いので、触れられればラッキーです。10月ごろ、チョコの右頰が少し腫れているのに気づきました。口の中を確認したところ、臼歯のかみ合わせが悪く、内側だけ摩耗し外側がとがった上顎臼歯が頰に当たり化膿(かのう)していました。

さすがに無麻酔では口を開けてくれないので、鎮静程度に麻酔をかけ、歯科用ドリルでとがった部分を削りました。そのかいがあり、食欲が落ちずに元気に暮らしています。これからも高齢のチョコが快適に暮らせるよう、気をつけたいと思います。(京都市動物園)

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。