ミライの包帯

写真

高齢も徐々に傷癒える

ホンドタヌキのミライ(雌、年齢不明)は現在包帯を巻いています=写真。

左肩に傷を見つけた1月下旬には、同居しているミナト(雄、年齢不明)とのケンカによるものと思い、2頭を分離しました。しかし、分離後も傷が増え化膿(かのう)してきたため、自分で引っかいている疑いが出てきました。そこで2月中旬からは包帯を巻いて、直接傷口を引っかかないよう保護をするようにしました。

ミライは2009年に野生で保護された個体で、少なくとも12歳を超えており、高齢のせいか傷の治りがゆっくりです。しかし、徐々にかさぶたが小さくなり、下から新しい皮膚が再生してきています。傷が完治し包帯が取れて、ミナトと仲良く昼寝する姿が見たいと思います。(京都市動物園)

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。