ナマケモノのバカンス

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広い環境で気ままに

今夏、初めてフタユビナマケモノのパチパチ(年齢不詳、雄)=写真=は熱帯動物館からクジャク舎に引っ越しました。

寝ていることが多く、葉っぱの密集している場所にいると、どこにいるのか全く分からなくなります。本人は日光浴したり、木から木へと渡り歩いたり、広くなった環境で自由気ままに過ごしていました。

餌はリンゴ、サツマイモ、ニンジンなどですが、一番好きなのはキュウリ。試しにオクラや小松菜を口元に近づけると「シャーッ」と鳴いて怒ります。

ナマケモノは寒さに弱く、9月に入り気温が下がったため熱帯動物館に戻りました。来年もバカンスを楽しんでもらいたいと思っています。(京都市動物園)

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。