キリンの爪切り

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柵の外からはさみ使い

先日、キリンのミライ(雌15歳)とメイ(雌6歳)のひづめの爪切り(削蹄(さくてい))を行いました=写真。

キリンは人間でいうと中指と薬指の指先で立っており、爪であるひづめは靴のように指先を包み保護しています。キリンの削蹄で難しい点は、柵の中で作業できないことにあります。蹴られれば命の危険があるからです。

当園ではトレーニングにより、飼育員が餌を与えながらキリンを静止させることができます。そういう状態で獣医師が柵の外から長い削蹄ばさみを使って行いました。

キリンとの信頼関係が大切で、キリンが「もう嫌だ」と離れたら終了です。今回はミライが3肢、メイが2肢削蹄できました。2頭とも頑張ったね!(京都市動物園)

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。