梅雨時のマッチくん

写真

高温多湿体調ケア努め

フェネックの野生下での寿命は最高でも10年と言われていますから、11歳のマッチくん=写真=はかなりのおじいさんです。ここ数年は、春から初夏にかけて中耳炎を患うことが多く、今年もつい先日まで、毎日治療を行っていました。

幸いすっかり治ったのですが、本来は北アフリカの乾燥地域に生息する動物です。もしかすると京都の高温多湿な環境は、高齢のマッチくんにはこたえるのかもしれません。これからますます蒸し暑くなり、食欲も落ちてくると思われ、体調ケアには十分気を付けたいと考えています。

無事に梅雨を乗り切り、11月12日に12歳を迎える誕生日をみなさんと祝いたいと思っています。応援してくださいね。(京都市動物園)

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。