おばあちゃんワオキツネザル、できもの消え元気に

20190412zoo

治療の甲斐あり、子や孫と楽しく

ワオキツネザルのルナ(雌・20歳)は、おばあちゃん。子や孫とのんびり過ごしています。そんな彼女に今年1月、尻尾の付け根にできものが見つかりました。人の小指大で、ひび割れて血がにじんでいました。

こうしたできものが見られたときは、その一部を切り取って検査します。診断結果は「角化上皮腫」。がんではないものの、除去すべきと判断しました。今回の治療では、できものの根元を糸で縛ることにしました

うまくいけば、できものへの血流が無くなり、自然と落ちるはず…。治療後に再確認すると、できものは消え、痕が残っているだけでした。治療を終えたルナは、今日も子どもたちと一緒に日なたぼっこを楽しんでいます。(京都市動物園)

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。