カメの冬眠

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春の元気な再会願う

「あれ、カメがいない?」。最近、「おとぎの国」のカメ池でこんな声を聞くようになりました。寒さを感じる今の季節、変温動物であるカメは、外気温が下がり自分の体温も下がると冬眠します。

現在、カメたちは水中に作った冬眠スペースに入っています。野生のカメは水中の落ち葉などに潜って冬眠しますが、当園では代わりに水分を吸わせたワラを入れています。

春になるまであまり会うことはないのですが、暖かい日には体温も上がるため日光浴をしに、のそのそと冬眠スペースから出てきます。特にクサガメはあまり出てこないので、久しぶりに会えるとうれしいです。みんな無事に冬眠して、春に元気に会えることを願っています。

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。