ホンドギツネのキョウ

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昼間でも姿見せ、徐々に人慣れ

園内の「京都の森」に暮らすホンドギツネの雄キョウは、けがをして運び込まれた元は野生のキツネです。

すでに成獣だったせいか、新しい環境になかなか慣れることができず、近くにお客さんが居ると落ち着きがなくなり、ウロウロしてしまいます。そのため昼間はずっと部屋の中に隠れていました。

そんな彼がなぜか急に夏頃から、昼間でも外に姿を見せるようになりました。今ではお客さんがいてもお気に入りの落ち葉の上で寝そべったり、外で餌を食べています。

雌のコンが病気療養のため入院中で、寂しげだったキツネ舎に少し活気が戻ってきました。でも、まだ慣れている途中ですので、静かに温かく見守ってあげて下さいね。

 

京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。