オオバタンのオージロー
オオバタンのオージローは、当動物園に勤めて今年の8月で49年になりました。当園が始まって113年なので、園の歴史の半分近くを見届けてきたことになります。
オウムといえば、人が話す言葉をまねするイメージが強いと思いますが、オージローはほとんど言葉を話しません。会話もできず、無表情ですが、とても感情が豊かです。
喜びも怒りもするし、寂しさも感じるし、焼きもちもやきます。そういった感情を読み取れるようになると、会話ができなくても、見ているだけでとても面白いです。
オウムの寿命は長く、60~70年と言われていますが、オージローは約50歳。長生きしてくれることを願っています。
京都市動物園の日常や出来事を職員さんがつづります。365日、さまざまな表情を見せる動物たちの毎日をご覧ください。